コラム~~~紅熊猫の中国経済ウォッチング
鳩山さんが辞めた…
8か月前、日本の期待を一身に背負い、民主党政権の騎手としてさっそうと登場した鳩山さん。
当時「北京食堂」でも多くの期待を持って話題に上ったが、政治家としての迫力を出せず退場してしまった。
短命政権が続く現象は、正にこの国の活力の弱さを露呈しており、体内から弱い脈動しか聞こえてこない。暑くもなく寒くもない、辛くもなければ甘くもない、黒でもなく白でもない、硬くもなければ軟らかくもない、中庸の人が中庸の政治を行う、いつの間にやら平均主義が蔓延って、どうやら時代を読み取る感性が極端に鈍ってきている。
反して隣国中国の脈動たるや飛ぶ鳥を落とすほどのものがある。なぜこれほどまでに違ってきたのか。しばらく考えてみた…
とかく中国人のマナーの悪さが問われる。しかし、よく考えてみると礼節(礼儀作法)は中国で生み出されたものではないか。かつてこの国の人々は、血を流し、泥を食い、反吐を吐き、「論語」「孟子」といった礼節を考え出した。血反吐を吐き作り出した文化と、それを輸入した文化とでは皮膚の下に流れている礼節という血の濃さが全く違う。現在の中国の活力に日本並みの礼節が結びついたら、間違いなく世界一の国家となる。その予兆は既にある。
かつて雲南省の農村を歩いた。歩けど歩けど同一風景が続き、そのうち時間の概念が消失し、突然座標軸のない世界に放り込まれた。動けなくなる。広大なだけでなく4000年に及ぶ歴史が堆積され起こり得る現象に思えた。そう言えば以前何かの本で読んだことがある。この1世紀、外国の侵略に遭った中国は、膨大な数の財宝を海外に持ち出され、既に一級品の財宝は枯渇したと言われ始めた矢先、中国の広大な大地は、再び兵馬俑等超一級品の財宝を吐き出し始めた。気の遠くなるほどの長い歴史だ。
自ら作り上げる文化に、4000年に及ぶ時代のエキスが調合され、現在の中国の活力が生み出されているのかなと…
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