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あつしが行く 番外編 第1話

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本ページではその中より「あつしが行く」を抜粋し、ご紹介致します。

 

あつしが行く 番外編 四川・重慶訪問記

第一話:成都到着

 昨年9月、四川省の省都「成都市」とそのお隣の「重慶市」に行ってきました。

四川省は普段僕が生活している上海市より西へ約1500㎞行ったところにある省で、人口は約8700万人。 劉備や諸葛孔明といった三国志で有名な「蜀」とは、ここ四川省を指します。  

また肥沃な土地柄と温暖な気候の為「天府之国」と呼ばれたり、その省都である成都市は芙蓉の花が有名なので「蓉城」とも呼ばれます。

唐代の詩人李白が「蜀道の難は、青天に上るよりも難し」と詠んだ通り、古来より内陸にあって、交通の難所を越えなければ辿り着けない場所とされてきたけれど、今では上海より青天を越え飛行機で二時間半、あっという間に蜀の中心地、成都市に入ることができます。

9月19日午後成都に入った僕はまず霧の濃さに圧倒されました。上海でもめったに無い濃い霧で、日中にもかかわらずまるで朝靄の中の様。タクシーの運転手さんに聞くと、この時期は毎日この様な天気らしい。

空港より市内中心部へ向かい早速ホテルに入り荷物を預け町に繰り出したが、何処に行こうか行く当てもなかったので、ホテルの横で果物を売っていたオジサンに一押しスポットを訪ねた。歩いて1時間ほどのところに諸葛孔明を祭った祠「武候祠」が在るという情報を得、早速散策がてら歩いて向かうことにした。

町中を歩いて気がついたのは、まず鼻と目を刺すような刺激臭が立ち込めている場所があるという事だった。それも其の筈、成都は中華料理の中でも一番辛い料理「四川料理」の本場中の本場。気がつくと「○×火鍋」という四川火鍋のお店や四川料理専門店が軒を連ねており、もはや辛くない料理を探すのが困難であった。 

また町中の人が話している言葉も聞き慣れない、 試しに甘栗を売っていたお婆さんに「ニイハオ」と言ったら「リーハオ」と返ってきた。挨拶だけでは味気ないので甘栗を半斤(250g)買ってお婆さんと話をしたが、半分以上聞き取れなかった。特に解らなかったのは「ウェイダオバァース」、「ウェイダオ」は「味道=味」と解ったけど、「バァース」ってなんだ?

※夜、ホテルでカウンターのお姉さんに聞くと「バァース」=「とても良い」という意味らしい。町で会ったお婆さんは「この栗はとても美味しいよ」と僕に説明してくれたのだ。確かに甘栗は小振りながら、とっても甘かった。

唐辛子と山椒、胡椒、花椒の香りと四川語にまかれながら歩く事2時間、なんとか目的地に到着。もうすぐ閉園時間だったが飛び込みでなんとかセーフ。早速60元の入場チケットを買い、武候祠に足を踏み入れました。   

つづく。。。

 

第二話は 「武候祠と四川料理の代表格」